4Gamer.net ― RPG好きの,RPG好きによる,RPG好きのためのRPG。NDS「セブンスドラゴン」を完成させた二人のRPG好き,小玉理恵子氏と新納一哉氏にインタビュー
クリアしました。
最終パーティーはナイト(ディフェンスシフト)サムライ(居合→先手)ローグ(デュアルショット)プリンセス(月明かりの詩・灼熱の韻・堅牢の韻・調教鞭打→自決)です。LVは失念ですが60前後だったと思う。謳っていたフリーシナリオ感は寄り道の意義が薄く、面倒すぎるため味わえませんでしたが王道モノRPGっぽさを味わえたのでよしとします。
ただ、欠点はもうありすぎて困る。
戦闘は1つの戦闘だけを取るならば凄いテンポいいしちびキャラ楽しいのでOK。個人的につけて欲しかったオートバトルはインタビューの中で新納氏がわざとつけなかったと言っており。そういう信念なら仕方ないかー?その程度曲げてくれてもいいんじゃないかなあ?ぐらいで。
ただ、ゲームを通して「戦闘どうだった?」と問われると以下のような感じに。
- OP前:対雑魚のみ、LV1だとすぐ死ぬがちょっと上がるとすぐラクになる
- OP後:世界にドラゴンが出現、歩くたびにダメージを与えるフロワロが辛く街まで遠くセーブポイントも限られ苦しい時期、「こういうゲームだ!」と言う開発者からのメッセージですね。
- 序盤 :対雑魚で得られる経験値もそこまでヒドくないのでマシ、ドラゴンは辛いがちょっと美味しい敵
- 中盤 :対雑魚がもう面倒に、対ドラゴンでも余程油断しなければ死ぬことがなくなるが1回の戦闘が長くだれる。経験値は対ドラゴン以外のメリットほぼなし。
- 終盤 :ごく一部の敵を除いて全ての戦闘が無意味
戦うより敵が出てこなくなるスキル&フロワロ踏んでもHP減らないスキル取って延々フロワロ潰していた方がマシ、なんて状況。そうなるとパーティーが限られるし、スキルの代替アイテムはなし(「敵が出づらい」「HPが減りづらい」しかない)と
親切すぎるゲームはどうかと思うけど、不親切すぎるゲームはもう遊んでられない、その按配を間違えたような気がします。「いいストレス」なんて言うと語弊があるけどそういったものが欲しかった。
古いゲームだけどSFCの真・女神転生ifでひたすらゲーム内時間を進めなきゃいけないなんてイベントがあったんだけれど、これはそこだけ切り取ると「悪いストレス」に入る部類、けれど全体を通してみると「いいストレス」に繋がっている気がするんですよね。そういった部分部分と全体を通して見たときのバランスをよくして欲しかったです。
短時間で終わるゲームが好まれる時代で、各種メーカーさんもそれにあわせている中、我が道を頑張っている……と思うので、次回作も期待してます。2出るほど売れたらいいけどスタッフが泣くか。
【総括】65/100点(ただしクリアまでやってしまうと言う意味では加点+α)